ストーカー
世界政府直属の海上治安維持組織で、中でも海軍本部は偉大なる航路(グランドライン)三大勢力の一つである。一騎当千の猛者が数多く所属し、大量の重火器を搭載したフリゲート・戦列艦・ガレオン船を保有するなど、その戦力は世界政府の最大の兵力を擁し極めて強大。その目的は全世界の海上の治安維持であり「絶対的正義」を掲げ、「大海賊時代」から民衆を守らんとする。しかし、正義に徹するあまり非情に過ぎる者も少なくなく、その一方で、利益目当てで動く正義のかけらもない者や海賊と手を組む者もいる。
階級は上から、元帥、大将、中将、少将、准将、大佐、中佐、少佐、大尉、中尉、少尉、准尉、曹長、軍曹、伍長、一等兵、二等兵、三等兵、雑用。
少尉以上が「海軍将校」と呼ばれ、背面に「正義」と書かれたコートを支給される(着用は任意)。また挙手敬礼の際には掌を後方に向ける。
世界各地の支部は、大佐以上の将校によって治められる。支部においても昇進の順序は同じだが、本部と比較すると戦闘能力の平均レベルは低いようで、各将校の実質的な戦闘力は、本部水準を3階級落とす程度だという。例えば、支部大佐は本部では大尉の地位に相当する。
なお本部での元帥の数は1名、大将の数は3名という規定が存在する。但し、初期の単行本のSBSでは、本部での中将の数は16名とされていたが、『イエロー』ではこの事には触れられていない。
作中で「海軍」と呼ばれる存在は、必ず「世界政府の海軍」である(「海兵」も同じく)。各国にもそれぞれの軍隊が存在するが、「○○国の海軍」という概念は描かれていない。単一国家の傘下ではない都合上、軍でありながらも、戦争行為より民間の海賊相手の警察行為を優先しており、裁判所や刑務所も存在する(現実の世界における海上警察に近い)。各種戦争にどの程度関われるのか不明。
陸軍等の他部署の存在は明らかでなく、大海賊時代という背景もあって、この海軍が世界政府の戦力の中心に位置する。



