ロビン・ウィリアムズ(Robin Williams, 1952年7月21日 - )は、アメリカ合衆国の俳優、コメディアン。イリノイ州シカゴ出身。
父親がフォード社の重役という裕福な家庭に育つ。カリフォルニア州マリン郡の高校を卒業し、マリン大学で演技を学び、奨学金を得てジュリアード音楽院の演劇科に3年間在学、演技力に磨きをかけた。
彼の役者としてのキャリアは、スタンダップ・コメデイアンとしてのライブ出演で始まり、その後1978年から1982年にかけて放送されたテレビシリーズ『モーク・アンド・ミンディ』(ABC)で初めて有名になった。この時期ドラッグとアルコール依存症に溺れてしまうが、克服する。
1980年にはロバート・アルトマン監督の『ポパイ』で映画デビューを果たし、その後キャリアのほとんどを映画を中心に積み重ねているが、2002年にはニューヨークのブロードウェイシアターにてスタンダップ・コメディ『Robin Williams Live on Broadway』を自作自演し、高く評価されている。
1986年には米国随一の歌劇場であるニューヨークのメトロポリタン歌劇場にて伝説のスタンダップ・コメディ『Robin Williams Live at the Met』を行う。
1987年には映画『グッドモーニング, ベトナム』で、1989年には映画『いまを生きる』で、1991年には映画『フィッシャー・キング』で、計3回もアカデミー主演男優賞にノミネートされる。そして、1997年には映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、ついに念願のオスカーを受賞。
1999年にはアカデミー賞授賞式で映画『サウスパーク』主題歌「ブレイム・カナダ」を熱唱。
2002年には『ストーカー』で恐ろしいストーカー役を、『インソムニア』ではサイコ殺人の犯人を演じ、これまでの善良なキャラクターを演じるコメディ俳優のイメージを払拭する演技で高く評価された。同年にはスタンダップ・コメディも再開し、ニューヨークのブロードウェイシアターにて『Robin Williams Live on Broadway』を自作自演し、こちらも高く評価されている。
2005年公開の『ビッグホワイト』撮影時に禁酒を破っていることが発覚。2006年リハビリ施設に入っていたが、克服し出所、撮影に復帰する。
声優としては、ディズニーのアニメーション『アラジン (1992)』のジーニー役をはじめ、『ロボッツ (2005)』『ハッピー フィート』などに出演し、高い評価を得ている。
ロビン・ウィリアムズの演技は、大胆でハイテンションなマシンガン・トーク、即興、物真似、声真似で知られ、『グッドモーニング, ベトナム』でのDJ役、『ミセス・ダウト』での声優の役、ディズニー・アニメーション『アラジン』での変幻自在な魔人ジーニー役などを始め、出演作の多くにその特徴が見られる。また一方では『いまを生きる』、『レナードの朝』、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』のような、ペーソスに満ちたシリアスな演技も高い評価を得ている。
2度の結婚で3人の子供がいる。毛深い。
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