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フィフス・エレメント Poster

フィフス・エレメント

PG-13
Genre: Action/Adventure, Sci-Fi/Fantasy
In Theaters:
4.0
「グレート・ブルー」や「レオン」で若いファンに絶大な人気を誇るリュック・ベッソンが、ブルース・ウィリスを主演に迎えて製作したSFアクション大作。  1914年、ナイルの地下神殿を調査していた考古学者は壁画に書かれた絵から火・水・土・風の4つの要素と、それに続く第5の要素の謎を解こうとしていたが、その前に突然宇宙船に乗った異星生物たちが現れた。彼らは4つの要素を象った石を手にすると300年後に再びやって来る事を言い残して去っていく。そして2214年の今、宇宙の彼方から巨大なエネルギー体が地球に接近しつつあった。神父コーネリアスはそれが地球を滅ぼす悪の生命体であること、それを退けるには300年前にも地球にやってきたモンドシャワン星人の持つ4つの石が必要である事を宇宙連邦評議会に提言。しかしモンドシャワンの船は武器商人ゾーグの命令を受けたエイリアンによって破壊されてしまう。評議会はモンドシャワンの細胞を復元させるが、そこに出現したのは赤い髪の美しい少女の姿であった。だが言語を理解できないその少女は研究所から脱走し、コーベン・ダラスの運転するタクシーに拾われる。勢いから警官隊を振りきる事になってしまったコーベンは、リールーと名乗る少女を彼女の言葉を唯一理解できるというコーネリアス神父の元へ届ける。そして地球の危機を救うための4つの石は、惑星フロストン・パラダイスでコンサートを行う異星の歌姫ディーヴァに託されている事が判明。かつて特殊部隊の精鋭でもあったコーベンは評議会からの任務を受けてリールーをフロストン・パラダイスまで連れていく事になるが、ゾーグとその一味もまたパラダイスを目指していた……。  デビュー作から作品を重ねるにしたがってその作風が軟化しているような感のあるベッソンだが、16歳の時に構想したというこの作品はその最高峰と言っていいだろう。ストーリーはあって無きがごとし。御都合主義を絵に描いたような展開で、整合性とか伏線なんてどこにも存在しない。だが、だからと言ってつまらない作品かという言うとそうでもない。映画自体はポップな感覚とテンポのいい演出でエンタテインメントとしての面目をかろうじて保っているからだ。デジタル・ドメインのこれでもか的SFXと豪華なキャスト、全編を彩る原色のカラーリング、ド派手極まるゴルチェの衣裳……。大金かけてやりたい放題のベッソンの顔を思い浮かべると微笑ましいぐらいだ。真面目に付き合って真剣に文句を垂れるような作品ではない。気楽に観るべし。たぶん『コブラ』を実写映画化したらこんな感じなんだろうね。
Screenplay: , ロバート・マーク・ケイメン
Studio: Columbia
DVD Release: 2006-11-02 00:00:00.0
Tagline: Must found it.
Synopsis
「グレート・ブルー」や「レオン」で若いファンに絶大な人気を誇るリュック・ベッソンが、ブルース・ウィリスを主演に迎えて製作したSFアクション大作。  1914年、ナイルの地下神殿を調査していた考古学者は壁画に書かれた絵から火・水・土・風の4つの要素と、それに続く第5の要素の謎を解こうとしていたが、その前に突然宇宙船に乗った異星生物たちが現れた。彼らは4つの要素を象った石を手にすると300年後に再びやって来る事を言い残して去っていく。そして2214年の今、宇宙の彼方から巨大なエネルギー体が地球に接近しつつあった。神父コーネリアスはそれが地球を滅ぼす悪の生命体であること、それを退けるには300年前にも地球にやってきたモンドシャワン星人の持つ4つの石が必要である事を宇宙連邦評議会に提言。しかしモンドシャワンの船は武器商人ゾーグの命令を受けたエイリアンによって破壊されてしまう。評議会はモンドシャワンの細胞を復元させるが、そこに出現したのは赤い髪の美しい少女の姿であった。だが言語を理解できないその少女は研究所から脱走し、コーベン・ダラスの運転するタクシーに拾われる。勢いから警官隊を振りきる事になってしまったコーベンは、リールーと名乗る少女を彼女の言葉を唯一理解できるというコーネリアス神父の元へ届ける。そして地球の危機を救うための4つの石は、惑星フロストン・パラダイスでコンサートを行う異星の歌姫ディーヴァに託されている事が判明。かつて特殊部隊の精鋭でもあったコーベンは評議会からの任務を受けてリールーをフロストン・パラダイスまで連れていく事になるが、ゾーグとその一味もまたパラダイスを目指していた……。  デビュー作から作品を重ねるにしたがってその作風が軟化しているような感のあるベッソンだが、16歳の時に構想したというこの作品はその最高峰と言っていいだろう。ストーリーはあって無きがごとし。御都合主義を絵に描いたような展開で、整合性とか伏線なんてどこにも存在しない。だが、だからと言ってつまらない作品かという言うとそうでもない。映画自体はポップな感覚とテンポのいい演出でエンタテインメントとしての面目をかろうじて保っているからだ。デジタル・ドメインのこれでもか的SFXと豪華なキャスト、全編を彩る原色のカラーリング、ド派手極まるゴルチェの衣裳……。大金かけてやりたい放題のベッソンの顔を思い浮かべると微笑ましいぐらいだ。真面目に付き合って真剣に文句を垂れるような作品ではない。気楽に観るべし。たぶん『コブラ』を実写映画化したらこんな感じなんだろうね。
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