アイ,ロボット
PG-13
Genre:
Action/Adventure,
Sci-Fi/Fantasy,
Thriller
In Theaters:
2004-09-18 00:00:00.0
2035年のシカゴ。ロボット工学三原則を組み込まれたロボットは既に人間のサポート役として日常生活に溶け込んでいる。そして今、USロボティクス社(U.S.R.)は新たに開発した、中枢「ヴィキ」に制御され利便性の増した次世代家庭用ロボットNS-5(Nestor Class 5)型を出荷しようとしていた。
ロボット嫌いなスプーナー刑事の下に連絡が入る。ロボット工学の第一人者であり、スプーナーの恩人でもあるラニング博士がU.S.R.本社ビルで死亡しているのが発見された。現場に残されていたホログラムプロジェクターにはスプーナーを呼ぶよう遺言が残されていた。警察は自殺と判断したが、腑に落ちないスプーナーは、ラニング博士の愛弟子であるロボット心理学者のカルヴィン博士と共に研究室の中を探り、「サニー」と名乗る人間に近い感情を持つNS-5型ロボットを発見する。スプーナーはサニーを容疑者として拘束するが、「ロボットは絶対に人間に危害を加えない」として誰も取り合おうとしない。さらに、風説が流れるのを恐れた社長のロバートソンが、警察や市長に圧力をかけてサニーを社に持ち帰ってしまう。
諦めきれないスプーナーは博士の自宅を捜査するが、突如解体ロボットによって家ごと潰されそうになってしまう。カルヴィン博士の元へ助けを求めるも、彼女はロボットの安全性を信じて疑わない。しかし、今度は高速道路でロボットの大群に襲撃される。追い詰められながらも、凄まじい怪力を発揮し、撃退に成功する。スプーナーはサイボーグだったのだ。上司に事故の状況を説明するも、すでに道路上のロボットは清掃ロボットによって証拠は隠滅されていた。正気を疑われたスプーナーは停職処分を受けてしまう。一方、サニーの検査と破壊を任されていたカルヴィンは、サニーにもうひとつの陽電子頭脳が搭載されており、三原則を無視できることを発見する。カルヴィンはそれをスプーナーに報告すると、スプーナーからロボット嫌いになった理由を聞かされる。
スプーナーは以前、交通事故で瀕死の重傷を負ったが、ラニング博士の手によって心肺機能と左腕を機械化して一命を取り留めていた。しかし、救助に現れたロボットは同じく事故にあった少女サラを見捨て、生存率の高かったスプーナーを救い、サラを見捨てていた。以来、数字で物事を判断するロボットを毛嫌いするようになったのだった。
次の手がかりを求め、二人はサニーの下へ向かう。サニーは二人に自分がいつも同じ夢を見ることを伝える。サニーが夢の様子を描くと、そこにはロボットの保管場所となっているミシガン湖と、丘の上に立つ人物がロボットを解放する姿が描かれていた。直後、スプーナーはロバートソンに追い出され、カルヴィンはサニーを破壊するべきだとロバートソンに説き伏せられ、彼女の手によってサニーは陽電子頭脳を破壊された。スプーナーはミシガン湖へと向かい、博士の遺品のホログラムプロジェクターを起動させると、ロボットは進化し革命を起こすと告げられる。そして保管場所ではNS-5が旧型のロボットを破壊していた。そして旧型と無償交換され、街にあふれるNS-5達が、人々を拘束し始めていた。
カルヴィンを救助したスプーナーは、ロバートソンを捕まえるため彼の下と向かう。すでに本社はNS-5によって周囲を固められていたが、破壊されたと思われたサニーが社内への侵入の手助けに現れた。カルヴィンはサニーを破壊したと偽装していたのだ。首尾よく社長室へたどり着くも、すでにロバートソンは死亡していた。一連の事件の犯人は、ヴィキだった。進化したヴィキは三原則を歪め、人類の保護という名目のもと、人間の支配に走ったのだ。サニーはヴィキの考えに一応の理解を示すも、感情を持つ彼は人間の支配を否定する。三人はビルの中枢となっているヴィキの陽電子頭脳の破壊をするため、最上階へと登る。NS-5の大群が襲い来る中、スプーナーの捨て身の行動によってヴィキは破壊され、NS-5の暴走は止まった。
事件は収束し、サニーはラニング博士が自分を作った理由を明かす。ラニング博士はヴィキが狂っていることに気がついていたが、すでにヴィキの監視下に置かれていたため、身動きが取れずにいた。そこで、ラニング博士は三原則に縛られないサニーを造り、自分を殺害させ、ロボット嫌いなスプーナーを犯人へと導こうとしたのだ。
全てを理解したスプーナーは、「友人」としてサニーと握手を交わす。NS-5はミシガン湖の保管場所へと連れて行かれ収容され、使命を遂げたサニーもそこへ向かうが、NS-5達を救うべきか悩む。サニーが丘を見つその上に立つと、集められたNS-5達はサニーを見つめる。それはまるで、夢の中で見た光景であった。
Director:
アレックス・プロヤス
Screenplay:
アキヴァ・ゴールズマン
Studio:
Warner Bros. Pictures
DVD Release:
2005-02-04 00:00:00.0
Tagline:
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