
ピンクパンサー
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
フランスVS中華人民共和国のサッカー国際試合で、フランスが勝利する。その歓喜で会場が沸く中、フランス代表チームのコーチ、グリュアムが何者かに毒矢で殺害されてしまう。そして彼がはめていた、値が付けられないほど高価なダイヤモンドの指輪「ピンクパンサー」までもが消え去ってしまっていた。国民が注目するこの事件を任されたドレフュス警視は、7度ノミネートされた名誉賞を今度こそ受賞するため、無能な刑事に捜査を担当させ、マスコミが振り回されている隙に自分たちの精鋭チームで事件を解決する事で、名誉賞受賞を企んでいた。そして振り回し役に抜擢されたのは、ドレフュス警視もかねてから悪評を聞いていた、田舎で巡査をしている救いようのないドジでマヌケな勘違い男、ジャック・クルーゾーであった。