
トランスフォーマー
1980年代にブームとなった玩具・アニメーション・コミックシリーズ『トランスフォーマー』の実写映画版。今回の実写映画は侵略と共存がテーマとなっている。
今まで何度か実写化は企画されてきたものの映像面の問題や物語展開が困難などの理由で不可能とされてきたが、映画会社が実写化を強く要望したためついに実現した。配給会社側はトランスフォーマーを三部作にする事を決定している。ただしこれは、第一作の興行収入が好調であればという条件付であり、最初から続編の製作が決定していたわけではない。
バンブルビーが変形する新型カマロを使用するにあたり、ゼネラルモーターズが自社ブランド自動車の使用を条件に出した事から、オプティマス・プライムとバリケードを除く主要車種がGM社の車で統一されている。
トランスフォーマー達の変形シーンはマイケル・ベイのワンカットでみせたいという要望に応え細部までリアルに作り込まれている。最大で2万個以上の部品が動く複雑な変形シーンのアニメーションはCGアーティストの山口圭二が担当した。
キャラクター作りはタカラトミーから間接的な協力を得て、オリジナルにできるだけ忠実ながら実在性を考えてデザインされた。総勢20人ほどのデザイナーが集められデザインされている。また、『超時空要塞マクロス』(同じショットが連発されている)等、日本のロボットアニメーションも参考にしている。
戦闘シーンはアメリカ軍の全面協力を得てエキストラの多くに現役軍人や退役軍人などが参加している。またF-22・MH-53 ベイブロウ・V-22 オスプレイ・A-10 サンダーボルトII・AC-130 ガンシップなどが貸し出され、他の映画では見られない、これらの兵器が大活躍してる稀少なシーンを撮影することが出来た。