
舞台俳優としてキャリアをスタートさせ、ニューヨーク・シェイクスピア・フェスティバルでの舞台で注目を集める。1977年に『ジュリア』で映画デビューし、翌年公開の『ディア・ハンター』でアカデミー助演女優賞にノミネートされる。
1979年公開の『クレイマー、クレイマー』でアカデミー助演女優賞を、1982年公開の『ソフィーの選択』でアカデミー主演女優賞を受賞。
現在まで出演作は40本を越える、ハリウッドきっての演技派である。その演技に対する姿勢は、女版ロバート・デ・ニーロといってもいいほどで、デ・ニーロと同じく、役に成りきるために、事前には徹底したリサーチを行う。彼女がオスカーを獲得した『ソフィーの選択』では役作りのためにポーランド語訛りの英語を習得しているなど作品の背景に応じてアメリカ各地域のイントネーションを使い分けている。デ・ニーロはストリープのことを自分と最も息の合う女優といっている。
ストリープはその演技力とともに、40歳を超えると女優には急に仕事がなくなるというハリウッド業界において、現在も第一線で、主役や準主役の役柄で活躍していることから多くの女優から尊敬と賞賛を受けている。なお、同じような例えとして挙げられるのが、『デッドマンウォーキング』で知られるスーザン・サランドンである。
第82回アカデミー賞主演女優賞に『ジュリー&ジュリア』でノミネートされた。
2010年現在、アカデミー賞に16回ノミネートされており、これは俳優としては最多である。また、ゴールデングローブ賞を6回受賞(26回ノミネート)しており、これはジャック・ニコルソンと並び最多である。
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