クリストファー・ウォーケン(Christopher Walken, 本名: Ronald Walken, 1943年3月31日 - )は、アメリカ合衆国の俳優。 本名はロナルド・ウォーケン(Ronald Walken)。ニューヨーク市クイーンズ、アストリアにて、ドイツ系の父親とスコットランド系の母親の間に、3人兄弟の次男として生まれる。 幼い頃からダンスや演技を学び、テレビ番組などにも子役として出演していた。映画デビュー以前も舞台作品において数々の賞を受賞している。 マフィアのボス役や精神に異常がある人物役などの際物の役を得意とする役者であり、その演技力は高い評価を受け、業界内外を問わずカルト的なファンを多く持つ。また名優と呼ばれるにもかかわらず、仕事を選ばないことでも有名である。 1978年にベトナム戦争を題材にした『ディア・ハンター』で戦争で精神に障害を負い、夜のサイゴンでロシアン・ルーレットに傾倒する青年ニックを演じ、その鬼気迫る演技でアカデミー賞助演男優賞を受賞したほか、2002年に公開された『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』でもアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた。 1985年の『007 美しき獲物たち』に、メインの悪役として出演。007シリーズの悪役としては、初のアカデミー賞受賞歴のある俳優であった。 舞台のミュージカル俳優出身であるため、多くの出演作品の中で多かれ少なかれ踊っている。2001年にはスパイク・ジョーンズが製作したファットボーイ・スリムの「Weapon Of Choice」のPVに出演し、スーツ姿で曲中ひたすら踊り続ける姿が話題になった。 アメリカでは「Patron Saint of the Cowbell」(カウベルの守護聖人)の異名を持つ。これは『サタデー・ナイト・ライブ』において、カウベルに固執するレコードプロデューサーを演じるコントなどがあったためである(Wikipedia英語版記事「More cowbell」も参照)。 大の猫好きでもあり、『KISS Guide to Cat Care』という猫の飼い方に関するハウツー本に序文を寄せたこともある。 1991年に出演した『キング・オブ・ニューヨーク』のプロモーションで来日した際には、タモリ司会の『笑っていいとも』に出演した。
By Posted on